2022年11月26日更新
最近は、細かな泡を発生させることができるシャワーヘッドが、いくつも発売されています。
CMやサイトを見てみると、ウルトラファインバブルとか、ファインバブル、ナノバブル、マイクロバブル、マイクロナノバブルなど、色々な泡の名前が出てきます。
とてもややこしいですよね。
このページでは、「○○バブル」はそれぞれどういった意味なのか。また、どのように使い分けるのが良いのか。について紹介します。
ファインバブルとは
ファインバブルとは、直径100μm未満の泡のことをいいます。
これは、ISO(国際標準化機構)の規格ではっきりと定義されています。
マイクロバブルとは
マイクロバブルとは、ファインバブルのうち、直径1μm~100μmの泡のことをいいます。
こちらも、ISO規格で定義されています。
* ウルトラファインバブル、ナノバブルとは
ウルトラファインバブルと、ナノバブルは、どちらも直径1μm(0.001mm)未満の泡のことをいいます。
呼び方が違うだけで、どちらも同じ意味です。
ISOの定義ではウルトラファインバブルと呼ばれており、今後はウルトラファインバブルという呼び方が主流になっていくものと思われます。
ファインバブルのうち、大きいものがマイクロバブル、小さいものがウルトラファインバブル、ナノバブル。というわけです。
マイクロナノバブルとは
マイクロナノバブルという言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。
マイクロナノバブルとは、直径1μm未満の、ウルトラファインバブル、ナノバブルと同じ意味合いで使われることが多いですが、はっきりとした定義はありません。
「マイクロナノバブル対応のシャワーヘッド!」といった形で、広告文の中ではよく目にしますが、その広告のマイクロナノバブルとは何を指しているのか、しっかり確認する必要があります。
髪の毛や毛穴の大きさは?
毛穴の大きさは100μm~300μm、髪の毛の太さは80μm程度です。
皮膚の細かい溝(皮溝)の幅は、100μm~300μmです。
ですから、ファインバブル、マイクロバブル、ウルトラファインバブル、ナノバブルは、どれも毛穴や皮膚の細かい溝にも入ることができます。
ただ、より細かいウルトラファインバブル、ナノバブルの方が容易に入っていきやすいので、汚れは落としやすいです。
マイクロバブルと、ナノバブル、ウルトラファインバブルの使い分け
それなら、ウルトラファインバブル、ナノバブルの方がいいじゃん!となるわけですが、必ずしもそうではありません。
ウルトラファインバブル、ナノバブルは本当に細かいので、シャワーの水流が優しいミストのようになります。
シャンプーやボディソープを洗い流したい時に、ミスト水流だと、勢いが弱くてなかなか落ちなくて、イライラすることでしょう。
シャンプーやボディソープを洗い流したい時は、マイクロバブルの水流の方が都合が良いです。(ミラブルなら、ストレート水流)
一方で、シャンプーやボディソープを使わずに、シャワーだけで汚れを落としたい。という時はウルトラファインバブルやナノバブルが効果を発揮します。(ミラブルなら、ミスト水流)
私は湯シャン派なので、シャンプーを使わずに、ミスト水流をしっかりと浴びて髪を洗っています。
また、メイクを落とす時も、ウルトラファインバブル、ナノバブルの方が良いです。
安いだけの粗悪品に注意
最近のウルトラファインバブルを発生するシャワーヘッドのブームに乗って、ウルトラファインバブル○○個発生!という表記だけされていて、全然発生しない粗悪品のシャワーヘッドも出回っています。
価格だけに釣られないで、しっかりとしたシャワーヘッドを購入することが大切です。
シャワーヘッドのモードにも注目してみましょう
シャワーヘッドには、水流の切り替えができるものがあります。
ミラブルプラスには、「ストレート水流」モードと「ミスト水流」モードがあり、ストレート水流モードはマイクロバブルを集中的に出すモード、ミスト水流モードはウルトラファインバブルを集中的に出すモードとなっています。
このように、複数の水流を切り替えることができるシャワーヘッドもあれば、切り替えることができないものもあります。
個人的には、ミラブルプラスのようにマイクロバブルを出すモードとウルトラファインバブルを出すモードに分かれていた方が洗う場所によって使い分けができることと、ウルトラファインバブルの数が多いので、ミラブルプラスを使っています。